MMD初心者が推しを踊らせたよ!!!
よその子をMMDで踊らせてほしくて描いた pic.twitter.com/V2ruorfeEE
— かんゆ・プリン・キャンドル (@sakanano_abura) May 17, 2019
突然だけどMMDを作りました。ずっと私の演出で御曹司を踊らせたい……と画策していたのですが、モデリング難しそうだしな~と二の足を踏んでたんです。そしたら、こんなツイートがあって、よし、じゃあ作るぞ!と思い立ったわけです。
MMD触ったことなくても、パソコンが五年前に買ったノートでも推しは踊らせられるぞ!ということをこれから書いていこうと思う。過程はどうでもいいから動画だけ見せろって人は目次から最後まですっ飛ばしてほしい。
ていうか、最近本当にうたプリ好きな人がうたプリの推しへのパッションをぶつけるブログになっててごめん。
Vroidでモデルを作る
Vroid、普段デジタルで絵を描いてる人ならすぐに慣れると思う。難しかったのはテクスチャと髪の毛かな~。途中経過キャプチャしてなくていきなり完成図ですまんやで。
顔を寄せる。
まずは顔を横のスライダーで寄せる。Vroidの初期顔はショタ顔なので、最大級に額を上げて、頬の位置を上げて、目の位置を上げて、鼻の位置を下げて、青年顔になる。ちなみにこの聖川様はアイラインのテクスチャを描き直しているので、スライダーだけだとこの顔にはならない。
二次創作なら、なんの絵に寄せるかも大事だと思う。私は倉花千夏画集とシャニロマPVのスクリーンショットをガン見して「顔がいいな……」と呟きながら寄せた。顔がいいよ、プリンスは(突然何)
次にデザインの隣にある、テクスチャのタブに行く。移り変わるときが重たいので、マウスを動かさないように待つとアプリが落ちないで作業に取り掛かれると思う。(私のオンボロ低スペPCの話です)
テクスチャでモデルの印象が変わる。テクスチャまじ大事。まずVroid上で目安となる線を目立つ色で引いておく。そしてテクスチャのデフォルト画像のとこで右クリしてエクスポートして、クリスタに移動して普段使ってるブラシでちょちょっと描く。私は怠け者筆でアイライン描いてからスクリーンレイヤーで赤茶をエアブラシでふわっと重ねた。隙間びっちりうめるんじゃなくて、カスカスにしたほうがまつげっぽくなる。
こだわったポイントは目頭の太いまつげと細いまつげ。倉花先生の絵では必ずこの二本まつげが出てたので似るかな!?と思って描いた。
肌も一緒。肌の場合は鼻の穴と二重まぶたのラインだけ描いといて、エクスポートしてクリスタでいつもイラスト描くときの塗り方で塗った。倉花先生っぽく最初塗ってたんだけど、あまりにもあっさりしていて不安になってしまったのだった。上下にグラデかけて、エアブラシで影になるところ描いてハイライト乗せればそれっぽくなる!!と思う!!
そして髪の毛へ…(そして伝説へ風)
手描きグループで前髪を作った。手描きグループっていうのは文字通り絵を描くように手描きで髪の毛を描ける。髪の毛の先を細くするのは右のパラメーターの一番下に折れ線グラフみたいなやつがあって、そこをいじって調節する。でも、ぶっちゃけプロシージャルヘアーで作ったほうが楽で早い。
次は内側の後ろ髪。内側と外側に分けてちょっとづつ作るとそれっぽくなると思う。
次は横の内側の髪。
この次に反対側の内側の髪作って、外側の髪をプロシージャルヘアーで作った。オフセットをいじると髪の毛の位置を調節できるよ。本数をいじって太さのばらつきをいじるとなんかいい感じに髪の毛みたくなる。(いや、髪の毛を作ってるんだけどね)
髪の毛のテクスチャも描き直したんだけど、肌とかとやってること変わりないので割愛します。
次に髪にボーンを入れます。髪がゆらゆら揺れるためにはボーンが必要だそう。(理屈は分かっていない)ボーンを入れないと、聖川様の髪型の場合ガチでヘルメットになってしまうので気を使いたいところ。(誰だ聖川様の髪型をヘルメットって言ったやつ!?)
ボーンは揺れものタブで設定できる。私は大体髪の毛の束二本づつを一グループとして設定していった。最初はボーン4固定点30硬さ40くらいに設定してたんだけど、モーションつけて確認してみたら、軟体生物のようになって恐怖したのでボーン2固定点50硬さ50にした。内側の髪はもっと固くしたほうがいいと思う。
体型を決める
この修復された壁画みたいなシャツ何!?
と驚いたかもしれないが、これは私の自作シャツです。うたプリ知らない方のために説明すると、今度発売されるST☆RISHソロアルバムのジャケット衣装です。本物は修復前の壁画のように美しいので機会があれば見てみてください。
衣装を自作しようと思ったけど、画力が足りなさすぎたので、服は借りることにしました。ちなみに、boothで有志の方が衣装を配布してくださっていたりする。神だ……ネットって、最高だな(合掌)
私はアイドルっぽい服が欲しかったので、MMDの衣装配布を使うことにした。
なので、身体は適当です。配布衣装を使うときに生首にするためです。何を物騒なことをいきなり言っていると思ったかもしれないが、私が戦国武将趣味なわけではなく、生首にするのは必要な作業なんです!!!信じて!!!トトロいるもん!!!!
モデルできた
出来たモデルにVroid上でポーズやモーションをつけ、眺め回して一通りニヤついたらエクスポートする。Vroid形式で保存されてたら成功。
PMXエディターでお着替え
— かんゆ・プリン・キャンドル (@sakanano_abura) May 17, 2019
このツイートの通りにモデルをPMX形式に変換したら、PMXエディターに移る。このツイートでは服を着替えさせないので、最初に身長を変更して色を変更しているけど、私はお着替えさせたかったのでアイドル風の衣装を探した。
いい感じのがあった。
これ見ながら生首にした。猿並の脳みその私でも理解できた。ちなみに、Vroidで作ったモデルは身体を消すと首まで消えてしまうので、首を作るか、衣装は首付きのやつを探したほうがいい。そもそも、首の作り方分かったらモデリング出来そうな気もする。(今度挑戦したい)
まず、衣装を新規でインポートする。そのままだと頭身が聖川様にあってなかったので、頭身を伸ばすことにした。
めちゃくちゃ調べたんだけどね~、どうしても理解できなくて自己流だからこの方法を試して不具合が出たら申し訳ないです。一応、上書き保存しないように衣装データのバックアップ取っておいてから試してください。もしくは、正しい方法知ってる人は教えてください。
まず、左下の2つを消して、右上のTボタンを押す。そうすると、TransformViewっていうのが出てくるから、
スケールタブを選択して、すべての親ボーンを選択。そして、Y軸(真ん中)の数値を1.05倍にして、1.05倍づつ伸ばしていくと縦に伸びる。そのままだとなんか変なので、上半身と肩と腕も伸ばす。足は伸ばしたら地面にめり込んで、底なし沼でタップダンスする人みたくなるのでいじらないほうがいいかも。
次は生首にしておいた頭を合体させる。生首を追加でインポートして
なんか首の座ってない人になった。(めり込んでるめり込んでる)
めり込んでたらまずいので、Control+Zで一旦戻って、「編集」→「プラグイン」→「System」から「サイズ変更」を選択。0.95倍にして、生首をインポートしてサイズを確認しながら調整していく。このとき、首の後ろ側に空間が出来ていないかズームしながら調整すると綺麗に接着できると思う。いい感じに接着できたけど、頭がデカい気がしたので、頭をTransformViewで小さく。
こんな感じになったよ!!
あとは、FootlkPuls、標準ボーンチェッカー、身長158cmというプラグインを使って調整して完成。
PMDエディタ用プラグイン - VPVP wiki - アットウィキ
プラグインはここから好きなのダウンロードして下さい。
いざ、MMDへ
その前に、モーションとカメラとステージを探しておく。(必要な人は表情も)
私はまずモーションを見て、どれにするか決めた。これは人それぞれだと思うから、いろんなのをみてしっくり来るものを選ぶといいと思う。モーション探すのめっちゃ楽しい。ダウンロードしたら、必ず規約を確認してほしい。
ちなみにMMDはこのブログを参考にしながら操作した。
モデル操作のところからモデルを読み込んで、モーションとリップシンクを読み込んで……
推しが踊っている!!!!!!!!!
この辺で満足感がすごかった。
ステージを読み込んでみる。
すごい!!!!!!
背景を読み込んだとき、座標軸を消さないと床が白いままだから消したほうがイイヨ。
表情をつける
一番楽しかった。シャルルって結構切ないイメージの歌なので、切なげな表情をつけた。
こんなのとか
こんなかんじ。表情は緑の表情操作パネル(まんま)の右下で動かせるよ!普通のMMDのモデルだったら4つ使えるんだろうけど、Vroidは右下でしか表情変えられないみたい(理屈は分からない)
エフェクトを付ける
低スペックPCなので、鬼門だった。エフェクトはたくさん使うと豪華になったりするみたいなんだけど、私のパソコンだと処理に耐えられないみたいで、MMDが落ちる固まる。なので、軽めのエフェクトにするかつ理想になるべく近い感じのやつを選んだ。好きな演出のMMDを参考にするといいと思う。
まずはRay-mmdを入れた。
このモーメントがめちゃくちゃ参考になったし、おしゃれな感じになるのでおすすめ。なんとなく、日差し感と環境光感が出せる。
Ray-mmdだけ入れたのがこれ
空気遠近法を入れた。奥行きが出た気がする。
o_SSAOを入れた。陰影が濃くなった。
PowerDOF入れた。遠くがボケてリアルな遠近感が一気に出た!
ikLensGhost_Lidhtを入れた。ちょっと明るくなった。
ikClut改変Retoroを入れた。これは、冒頭の「笑って」の手前までかかってるフィルター。
CheapLensXを入れた。雰囲気出てきたと思う。
ikOverray改変Skyを入れた。あんまり変わってないように見えるけど、ここではフィルタがかかってるからなので、別のシーンになるとちゃんと環境光的なのがかかってる。
LightBloomを入れた。日差しが当たって逆光になり、発光してる感じが欲しかったので、入れました。
こんなに入れても、重いだけで落ちたりはしないので、低スペPCでもできる。でも、凝った映像作りたい人は高スペPC買うべきだと思った。実際重いフィルタを入れると固まった後落ちるので、踊らせて確認が出来ない。私は絵の方でも3Dモデル使いたので買い替えたい。
これに音楽を入れて、保存して、つんでれんこやAviUtlでMP4に変えたら出来上がり。私は動画に文字とか入れたかったのでAviUtilにした。
このサイトが宇宙一分かりやすかったのでおすすめ。
推しの踊ってるMMD完成!(動画だけみたい人はここ)
完成した動画がこちら。初めてにしては上出来じゃない!?
4、5日かけて頑張ったので、拍手押して貰えると嬉しいです。褒められたい……!
今回動画作ったことで、改善点とかもわかったし、また挑戦したい!今度は乙女ゲームヒロイン作りたいな。ルルとかヒバリちゃんとか踊ってたら可愛くない?そしたら攻略対象も作りたくなるのが乙女ゲー好きの性だよね!!