全力疾走日記

喪女でオタクで腐女子というトリプルコンボを決めた女が感想とか日々のあれこれをかくよ

剣が君 for V 九十九丸ルート感想

 

 

f:id:sou711:20180715170946j:plain

 

 

↑団子食べてる。愛しい。

プレイ中のつぶやき(という名の断末魔)が残っていたので張り付けておきます。

 

 

なんてさそんなこと言っている時期もあったね!!!

私と九十九丸になにがあったのか、続きから語っていきます。※ストーリーネタバレ注意です。あと、九十九丸×私で語ってるところが結構あるので苦手な人は注意です。

あと最後にファンアートあります。

 

 

 

しょっぱなからお地蔵様の団子に手を出すとか卑しすぎるだろ!?おなか壊さないの大丈夫? とおったまげさせてきた九十九丸ですが、この先謎の昆虫に塩ふって丸焼きで食べそうで、食生活のすれ違いで香夜ちゃんと決裂しないか心配です。

 

偽の姫として出発した後、道中に妖怪が出たので代表して九十九丸が倒すことに。そしたらそもそも妖怪に気付かれなかった。火神大我みたいな声しといて黒子テツヤの方だったのかお前~!?九十九丸のバスケなるほどね、理解した(なにが?)

 

一行は小田原本陣へ。ホームシックで泣きそうになってる香夜ちゃん。親と離れたことなかったら寂しいだろうな~。そこに九十九丸がういろう餅を買ってきてくれた。香夜ちゃんの夜着姿に真っ赤になって焦る九十九丸、ウブですね~。

「もしかして泣いていたんですか?」と言う九十九丸。天然っぽく見えて意外と聡い。「なさけないですね」という香夜ちゃんに「そんなことないですよ、今まで一度も故郷を離れたことがないなら当然です」とフォローしてくれる。香夜ちゃんを安心させようといろんな話をしてくれる。しかも手紙まで出してくれる。優しい~親切の権化か~?そんなこと思ってたら身分をわきまえろと半蔵に怒られました。そうだよね…うっかり優しさに絆されかけてたけど普通に職務の域を超えてるよな。危ない危ないこのままだと乙女ゲー男子特有のランデブーされるところだった。

 翌朝、半蔵と一緒にいると九十九丸が駆け寄ってきて、昨晩のことを謝ってきた。半蔵も九十九丸の素直な人柄に毒気を抜かれたようで微笑ましかったです。

 

ていうかここでも妖怪が逃げてたんだけど、後ろにいる黒羽さんがオーラを出してたから妖怪怯えて逃げたんじゃないの…なんて黒羽さんルートやった身としては思いました。

 

なんかスケキヨみたいなやつ出てきたんだけど…

f:id:sou711:20181006220742p:plain

完全に一致。(オカアサン、スケキヨデス)

ビジュアルがスケキヨってだけでこのルートの黒幕にしか見えない。絶対湖で二本足突き出してる末路でしょ。ていうかビジュアルに気を取られすぎて話が全く入ってこなかった。

 

何回見ても風呂シーンはみんな色っぽくてムフフしてしまいますね。螢も入ればいいのにー!褐色の裸が見たい(素直)風呂スチルのある作品は神ゲーですよ、うん。縁にすごい傷跡だと指摘されて言いずらそうにする九十九丸。なんだか壮絶な過去がありそう。ていうかよくよく見たら縁の体にも細かい刀傷?があるんだけど、遊び人に見えて意外と修羅場くぐり抜けてたりする?黒羽さんは流石、というか刀傷が全くありませんでした。(殺られる前に殺りそうだもんな)

香夜ちゃんが風呂に入ってる間の九十九丸、挙動不審すぎて可愛かったしそのあとの夜着のことは忘れてください!と香夜ちゃんも九十九丸も真っ赤になってしまうのもかわいくて悶えてました(笑)

 

緊張で眠れなくなった香夜ちゃんに、眠れるまで傍で話しているという九十九丸。某乙女系おやすみCDみたいだ…。香夜ちゃんが声が落ち着くって言ったとき私はあかべこだった。わかるよ、CV.小野友樹めちゃくちゃ安心する声だよね(そういうことではない)なんか色々雑談してるの聞いてて思ったけど、九十九丸って癒し系だよね。人がいいんだろうな…っていうか…素直っていうか素朴っていうか…。愛されて育ってそう。

 

駿府までもう少しのところで山賊に襲われ、みんなとはぐれてしまう香夜ちゃん。これは…私の推しメン、シグラギ様登場では!?あれよあれよの間に山賊に囲まれ、シグラギ様の言うとおりにするんだ(鼻声)と言われて私は諸手を挙げていいなりになりたかったのですが、 大変残念なことに九十九丸が助けに来ました。

九十九丸は香夜ちゃんを人質に取られて上手く戦うことができず、武器をおろします。すると山賊が「痛い目を見ないと分からないだろ?お前のような奴は」とエロ同人のモブのようなセリフを言ってきて、思わずのどを鳴らしてしまいました。

ボッコボコにボコられる九十九丸にやめて!!身体なら喜んで差し出すから!!と叫ぶも私は画面の外の喪女なので、九十九丸は気絶してしまいます。アイアンメイデン(高度な比喩)が散らされるぅ~~~と思ってたらお香のような香りがしてぼくらののパイロットのような九十九丸がいた

 

f:id:sou711:20181008185702j:plain

(↑スチルイメージ画像) 

 

アンインストール アンインストール この星の無数の塵のひとつだと 今の僕には理解できない(アンインストール/石川智昌)

 流れてた。アンインストール脳内で流れてたね。九十九丸、お前が何者なのか今の僕には理解できない。その顔のペイントなんなのかも呪術的な気配を纏っているのがなぜなのかも今の僕には理解できない。

「三度も言わせるな。今すぐその手を放せ!!」←天然癒し系はどこへ置いていった?と思ったがキュンときた。かっこいい。

香夜ちゃんも顔のペイントが気になったらしいですが、ルートに入っていないので深くは聞けなかった模様。早くルートに入ってその顔のペイントなんなのか知りたい。

 

無事に一行は駿府へついてお金を貰って解散。九十九丸と城下町を見物することに。姫と護衛の立場じゃなくなって砕けた口調になってるの好き。二人で握りたての握り飯を食べるシーンのスチルがあるんですが…なにこれ…かわいい…ここらへんで私はノックアウトされてた。子供みたいな顔して、米粒たくさんつけてるの、すっごくかわいい。

ここの香夜ちゃんが九十九丸のママみたくなってるのも萌えた。スチルで九十九丸が両手におにぎり持ってるのに加えて「誰も九十九丸さんのおにぎり取ったりしないからゆっくり食べて云々」の下り子供の躾してるお母さんみたいで微笑ましかったです。

 このへんプレイしてたときのツイートです。九十九丸と添い遂げる気満々。(呑気なもんだよ、この後何が起きるのかも知らずに…)

私、どっちかっていうと螢みたいな最初冷たくて自分のルートでデレるみたいなめんどくさい男好きなんですけど、九十九丸は素直でかわいくてなんか知らんがツボだった。ご飯をたくさん食べさせてあげたい。

九十九丸、報酬を全額没収されたのには笑いました。そういえば壺割ってたなwwwその後の他の人たちがそそくさと去るとこにも笑いましたwww関わりたくないもんねw私だったら絶対に金の貸し借りはしませんが、香夜ちゃんは大天使なのでお金をあげようとします。そんなんで大丈夫か!?詐欺とかにあったりしないか心配だよ!?まあ流石の九十九丸も年下の女の子から金を貰うのは気が引けたのか断りましたけど。そしたら突然黙るからどうしたと思うじゃないですか。やっぱ金貰わなかったの後悔してるのかなとか思うじゃないですか。なんて言ったと思います?

 「昨日から思ったのだが、やはりキミはその着物の方が似合うな」「白無垢姿よりもずっといい。キミらしくて、好きだ」

 

も~~~~好きっっ!!!!

 

どうしてそんな女の喜ぶことをサラッと言えるんだ???着慣れた服さりげなく褒められるの超嬉しいじゃん。ルート入る前からこんなに逆攻略されてて私はエンドまで持つんだろうか。

 

君ルート

与平さんのところへお使いに行った帰り、またまたお地蔵さんのお供え物を拾い食いしている九十九丸と遭遇します。(ていうかいつもこんなことしていて早死にしないか心配である)やはり卑しすぎるその姿がショックだったのか、香夜ちゃんも唖然。しかし、持ち前の親切心で与平さんからもらったわらびの強飯をあげます。江戸に用事があるって言っていたけど、剣取り試合に出るって言ってたもんね。

妖怪が逃げ出すパターン四度目だよ。これでもかってくらい逃げ出す。流石の鈍い私でも妖怪が逃げてたのは黒羽さんのオーラとかではなく、九十九丸自身に何かあるんだろうなーと思いました。(風呂に入ってないから臭いとかじゃないよね?)

剣取り試合に九十九丸が応募しているとやけに着物が派手なモブが話しかけて……ん?まてよ……お前どこかで……あっ!!!!黒羽さんルートでお松ちゃんと共に乱入してきたお付きの男!!!なんだか知り合いのようですね。口入れ屋を紹介してくれて、湯屋に行くお金までくれて意外といい人だった。いい人だからこそお松ちゃんに同情したのかもなーと思ったり。このルートでは敵ではありませんように。

 

剣取り試合で店が忙しくなるので、人を雇うことになり、なんと現れたのは九十九丸でした。これには運命を感じた。花嫁行列で娘の命を守って、しかも旅籠の息子だということで香夜パパの好感度は爆上げ。すごい、天然で外堀から埋めてってる…。

お嬢さん、って呼ぶのもう萌えでしょ。執事とか騎士とか使用人とか身分差の恋大好きなので、へりくだる九十九丸に爆萌えでした。

ご近所づきあいも上手くいく九十九丸。子供扱いされてむっとしてるのがかわいかった。おりんさん、聞いてください。このかわいい子、私の旦那になる人なんですよ♡毎朝九十九丸の為にご飯作るって(私の中だけで)約束したんですよ♡おりんさんもいい人がきてよかったねえと私と九十九丸の仲を認めてくれたようだ。なんか江戸幕府のお偉い方が深刻そうに話してるけど、こっちとしてはもう数珠丸も忠長を蘇らせようとしてるジジイもどうでもいいので早く九十九丸とのラブラブエンドを見せて欲しい。

剣取り試合の初戦は左京さんとでした。九十九丸が一瞬で勝ったのですが、左京さんは怪我をしていた様子。九十九丸っていまいち強さが分からないんだよね。目録取ってるからそれなりには強いんだろうけど、実戦はどうなのかなーって。妖怪勝手に逃げるから戦ってないし。

 

魅せられてしまったのです、剣の道に

ここのセリフゾクッとした。私は現代人なので理解しがたいところがあるんですけど、実際に剣術を極めるために身分を捨てた人までいるくらいだから、剣の道っていうのはなにか特別な引力があるんだろうなーと思う。ここまで剣に強い想いのある九十九丸は、香夜ちゃんひいては私を同等に大切なものと思える日がくるんだろうか。

 

九十九丸、愛されて育ってそうって思ってたけど、本当の両親は15歳で死んでしまったらしい。地滑りに巻き込まれて、本人も15歳以前の記憶が曖昧なんだとか。両親の顔すら覚えてないの辛いね…。でも、そんな辛い過去があっても、素直で明るい人好きのする性格は、愛情を注いでくれた義理の両親の賜物なんだろうなと思いました。

九十九丸はそんなくらーい話をした後に気にしないで下さいという。いや気になるわ!と思った私だったが、話には続きがあった。

刀を差してる以上、侍はいつ死んでもおかしくない生き物です。

だが俺は、十五の事故でも運よく生き残り、侍となった今でも死なずに剣を振るえている。そうして過ごす毎日が、俺はなにより幸せなんだ。

だから、今を生きてさえいられてるなら、昨日や明日のことなんてどうでもいい。

 自分としては過去はどうでもいいので香夜ちゃんが気にする必要もないんやで、と言いたいらしい。なんでいっつもその場しのぎの金の使い方するのかな…って思ってたら、こんな信念があった。でも、言いたいことはわかる。今楽しければそれでいいみたいな気持ち。刹那的な生き方だけど、ストレスは少ない。やはり私と九十九丸はお似合いだね♡(そこに戻るな)

試合にはもう出ないと言うので、ええ!?どうしても伝書欲しいんじゃなかったの!?ってのけぞっていたら、香夜ちゃんを安心させるための方便でした。これ、後々大けがをして揉めたりしないよね?

 

ある日、香夜ちゃんが与平さんのところに野菜を仕入れに行くというので、九十九丸は暇を貰えることに。明るい道を行くから大丈夫!と香夜ちゃんは言うが、正直フラグにしか見えない。香夜ちゃん散々他のルートでうっかりさんだったからな…。九十九丸も心配だったのか、迎えに行くと言います。九十九丸は香夜ちゃんに内緒で剣取り試合に行くことに罪悪感を覚えているようで、しきりにすまないと心の中で謝っているんですが、そこまで香夜ちゃんに操立てするのが何故かわからんかった…。真面目で義理堅いってことなのか…。

試合に遅刻した九十九丸に螢が喧嘩を売る売る。そんなに全方位マシンガンで生きづらくはないか螢よ。

すぐ香夜ちゃんはフラグ回収するんだから~~~!!!いや、これに関しては遅刻した九十九丸が悪いけどね。すれ違いになって香夜ちゃんが発熱してしまった。早く帰れるといいねなんて心を痛めていたら、九十九丸がおもむろに刀を構えた。

 

ふ、不法侵入でんがな~~~~!!!!!!

 

私の心の叫びも空しく、二人はさっさとお堂の中に入って行ってしまった。私を置いていかないでほしい。さすがお供え物を躊躇せず食べるだけあって、やることがワイルドである。突然の犯罪に私が震えていると、「無礼を許してください」半裸の九十九丸(いつ半裸に!?)が抱き寄せ温めてくれるという展開に。この爆萌えシーンになんかもう不法侵入とかどうでもよくなってきた。ていうか江戸時代だし。

剣取り試合に出ていることを語り、もう二度とお嬢さんに嘘はつかない、この身でできることならなんだってするという忠義者の九十九丸がかわいすぎてもうダメだった。好きだ…好きでしかない……(天を仰ぐ)なんか、逆に飼い殺しにしたくなるね。私が働くから私の作ったご飯を幸せそうにほおばり、俺は幸せ者だなあって笑っていてほしい。九十九丸働き者だから飼い殺し許さなさそうだけど。

 

岡っ引きがあわただしくしていて、何があったのかと思えば、箱根峠の山賊を仕切ってた鬼族が打ち首獄門になるらしい。ほーん…ってこれもしかしなくてもシグラギ様では…?シグラギ様って必ず死ぬ運命なんですか?;;

御前試合三回戦目の相手はまさかの鈴懸だった。鈴懸お前そんな見た目して強かったの!?その上「うーん、僕の方が強いかな?」と宣う始末。前々から思ってたけど鈴懸は大物だ。実際試合が始まっても鈴懸は余裕で、しかも強い。勝てない。強くなりたい。九十九丸が願ったとき、ぼくらののパイロットリターンズ。

ここのカットイン演出すごくかっこよかった。剣が君、こういう細かい演出が臨場感あっていいよね。いや、ぼくらののパイロットっていうか、例えるならあれですね、日番谷冬獅郎が大紅蓮氷輪丸を卍解して少し老けた。あのかんじ。この状態になると無敵モードになるのかあっけなく鈴懸に勝ってしまった。試合の前に眩暈してるし物の怪かなにかに憑かれてるんでしょうかね…。

九十九丸は試合が終わると糸が切れたように倒れ、香夜ちゃんが駆け寄るとクソ態度のデカい男が手をひねり上げるし外部の医者(鈴懸)に投げるしなんの制裁もなかったのでBGMのリズムに乗って腹パンしたかった。

目を覚まさない九十九丸に鈴懸と香夜ちゃんが困惑してると、スケキヨが対処法を知っていると言ってきた。怪しい香を焚いてる…これ逆に自我がなくなるとかそういう香じゃないですよね?ていうか関係ないですけど、このスケキヨCV三輪明宏のもののけ姫のモロと同じペースでしゃべるのなんとかなりませんかね?おかげでせっかちな私は最初の一単語しかボイスが聞けないんですが!!!

このスケキヨ、神通力が使えるという。スピリチュアルな話になってきた。スケキヨが腕をまくると、そこには山賊たちと戦ったときの九十九丸に浮かび上がっていたペイントと同じものが!彼は昔天狗を助けたことがあり、死にかけて三途の川を渡りかけたときに天狗に命を救われ、現世に戻ってきたという。今度はファンタジーな話になってきた。語り終えた後、九十九丸に自分と交わる点があるというが、九十九丸は分からない様子。私もさっぱりだから大丈夫だよ、九十九丸!そんな九十九丸に失われた記憶の断片を取り戻す気はあるか?と問う。過去を知りたいという九十九丸が神通力で見たものは、血まみれになっている己の姿だった。そして、スケキヨが再び口を開き言った言葉は信じられないものだった。

 

 

「……君は、過去に一度死んでいる」

 

 

ゾンビってことですか!?!?!?

まさかのゾンビ丸。いや、でも、ゾンビになったブチャラティの夢女子やってたこともあるから彼氏がゾンビなのは慣れてる。大丈夫だよ、私が支えるからね!!

 

九十九丸は反魂呪で蘇ったのだという。これって忠長を蘇らせようとしているジジイが使ってる術では?成功例もあるんだな…。月の光を浴びて体内を浄化し、マレビトに支配されることを防ぐと言っているけど、物の怪じゃなくてマレビトが体内にいるんです…?マレビトに身体乗っ取られたら現世で破壊の限りを尽くすとかじゃなかろうな。九十九丸が幼い姿のままなのは、マレビトが時間を奪い続けてるらしい。食べても大きくなれないって伏線だったのか~~。ていうか、体温がないっていうのも、妖怪が逃げるっていうのも九十九丸がゾンビっていうことの証だったんですね。釘が手を貫通しても痛みを感じないとかいう描写がなきゃわかんないよ~(元カレの話はやめなさい)

 

刀を差してる以上、侍はいつ死んでもおかしくない生き物です。

だが俺は、十五の事故でも運よく生き残り、侍となった今でも死なずに剣を振るえている。そうして過ごす毎日が、俺はなにより幸せなんだ。

だから、今を生きてさえいられてるなら、昨日や明日のことなんてどうでもいい。

 こう言っていた九十九丸だからこそ、自分が死人だったことは相当堪えたらしい。明日のことはどうでもいいと言えたのは命あっての物種で。あれだけ侍になりたくて仕方がなかった九十九丸が侍になんかなれないといい、「俺は……死人なんだ……」と悲痛に呟くのが悲しくて仕方がなかった。悲しくて仕方がなかったけど、私はなんて言ったらいいのか分からなかった。こんなとき我らが香夜ちゃんならなにか啖呵を切ってくれる!と期待したのですが、流石の香夜ちゃんも言葉が出てこなかったらしい。黙って九十九丸を抱きしめていた。そうだよね…死んで生き返った人の苦悩なんて一生分からないから、なんて声をかけていいかわからないよね…。

キミは怖くないのか?と九十九丸は問う。香夜ちゃんは関係ない、九十九丸は九十九丸でしょうとぴしゃりと言い返す。イケウーメンだ……。私の勝手な妄想なんですけど、香夜ちゃんは九十九丸の言葉を受けてこう言ったのかな。昨日のことはどうでもいい。生き返った命だとしても、九十九丸は今を生きているから。私はどうかな。リビングデッドはやっぱり怖いと思う。親しければ親しいほど、生き返ったと知ったら理屈じゃなくきっと怖い。ありえないと思うことが起きるのってやっぱり怖いと思います。

 

九十九丸がゾンビだと知ってから香夜ちゃんは度々九十九丸を儚いと表現するけれど、それって九十九丸が死に近い存在だからなのかな…。

 月の下で何を話すのかなーと思っていたら、御前試合を辞退してきたと暴露する九十九丸。剣の道に魅せられて剣取りをすることを望んでたのに、いいのかな?でも、九十九丸はマレビトの力に頼った勝ちは勝ちじゃないと言い、故郷へ帰って色々考えて知りたいという。人生を変えたのは剣だったけど、九十九丸がさっき言ってたみたいに化け物だと自分のことを思っているから剣取りどころじゃないんだろうな。メインルートのはずなのに剣が君っぽくない。剣ルートだと話変わってくるんだろうか。

香夜ちゃんは遠野まで付いていきたい!と言うけど九十九丸にしてはきっぱり断られます。「厳しいことを言うが、江戸生まれ江戸育ちのお嬢さんには、馬や籠なしで奥州街道を歩くのは無理だ」

せやな。九十九丸の言う通りだと思う。幕府の万全なサポートのあった東海道とは違う貧乏旅になるんだから、女性の歩きは厳しいと思うよ香夜ちゃん。そんなことを思ってたら香夜ちゃんは逆切れして走り去っていってしまった……えぇ~……いや、でも香夜ちゃん十代だろうし仕方ないよな!香夜ちゃん九十九丸と仲直りできるのかな~なんて思っていたら旅支度をした香夜ちゃんが外にいた。そうきたか!?香夜ちゃん結構強引なところあるよね。

香夜ちゃんが旅立つと聞いて、お松ちゃんも見送りに来てくれて。いや、まじでこんなできた友人いたら私だったら男そっちのけで依存しまくるけどな。

 

足元に注意してくださいとか路銀は大丈夫ですかとかオカンのような心配、イケメンにされるとすごい心地いい。こんなに心配してくれるなら一生旅してていいよ。

香夜ちゃんは敬語禁止令をだすんですが、九十九丸が香夜と呼ぶたびに真っ赤になってるのすごくかわいい。あまりにも香夜ちゃんが照れるので、まだしばらくはお嬢さんと呼ぶことに。個人的には主従が好きなので九十九丸にはもう少し敬語でいて欲しかったけどタメ口はタメ口でアリですね(結局)

遠野についた二人は剣術の師匠と言うより遊び人みたいな風体をした婀娜っぽい師匠と会うことになります。で、師匠に九十九丸の過去のことを色々と聞きます。父親は侍で天下五剣の持ち主だったこと。九十九丸は15で死んだこと。父親が反魂呪で蘇らせたこと。マレビト教の婆さんは乙女の血が必要って言ってたけど、実際は特に必要でもないのかな?

そんなことを考えていたらタイミングよく忠長組は内輪もめをして鼓が間違えて七重を斬ってしまったのですが、ここで衝撃の真実が発覚。七重は山賊に乱暴をされていたらしい…なんという…。誰にも言えないことも、本当は七重は悪くないのに鼓を裏切ってしまったという罪悪感も辛かっただろうな…という気持ちになった…。鼓と七重のカップルが剣が君ベスト悲恋カップルだと思う。君たちが優勝だ。別のルートでは救われてくれ…。

 

遠野にいると迷惑なので遠野に居ないでください(意訳)と寺の住職に言われてしまい、「帰る場所などどこにもないのだな…」とひとりごちる九十九丸が父親の命で行かされていると知ったときに「父親の顔すら思い出せないというのに」と言ったことに加えて悲しかった。捨てられた子供みたいで哀れだった。お父さんが九十九丸を生かすことを選んだんだから、九十九丸の責任じゃないんだよ、と言ってあげたかった。私のこと、帰る場所にしてもいいんだよ、と言ってあげたかった。ていうか、二度目の命、ラッキーぐらいに考えればいいじゃん?九十九丸と私には次元の差があるので全部届かないんだけど。

 

和魂END 

 

九十九丸はとうとうマレビトに乗っ取られかけているらしく、香夜ちゃんを襲ってしまった。駆け付けたお師匠さんにより、事なきを得たが、このままでは危ないという。九十九丸のお父さんが残した札があるので、それでマレビトを封じることに。お師匠さん、ただの剣士なのに大丈夫なのか…?という不安はありつつも、二人は蓮台野へむかいます。そこは忠長組のせいで、常世の扉が開いてしまっていました。術を強行しようとしたお師匠さん、まさかの退場。不安が的中してしまった。

マレビトが常世の隙間から生贄を欲したので、香夜ちゃんの代わりに九十九丸が常世へ行ってしまった。

最後の言葉はさよなら、お嬢さん。だった。最後突き放すように名前を呼んでくれないの切ない。

思うにこのルートの九十九丸は、まあ香夜ちゃんを守るってのもあるけど、「俺は死人なんだ」と呟いたあの時から絶望しっぱなしで、現世によすがが無くなってしまって、生への諦めの気持ちから常世に行ったところあるんじゃないかなあと思った。どうせ死んでるしみたいな。

別れ際の、「君には帰る場所があるから」という言葉がなによりその証拠なんじゃないかなあ。

このエンドに至るまでの香夜ちゃん、九十九丸を浮上させてあげる言葉をかけてないんだよね。九十九丸が迷惑かかるから…って遠慮すらしないような居場所になってあげられなかった。

 

香夜ちゃんは九十九丸との別れのショックから拒食症になってしまった。そしてやせ細っていき、気づけばあの場所へ。そこには成長した九十九丸がいた。来たら駄目だ!九十九丸の言葉も空しく、香夜ちゃんは常世へ向かう。

常世へ来た香夜ちゃんに九十九丸は言う。

 

「だったら……もう戻れないのなら、せめて。……一緒にいよう。」

「怖がらなくていい。これからはずっと俺が一緒にいます。……ずっと、ずうっと……。」

 

まあ、マレビトと一体化(?)してるから永遠に一緒♡みたいなこと言ってるんでしょうが、なんか九十九丸の部分も孤独から救われたかったんじゃないかなと思います。このルートの九十九丸が自己犠牲しきれなかったのって、重すぎる過去とか現状に、愛されて普通に育った心がついていけないからだと思います。こういう弱さが人間味あって私は好きですが、好みは分かれそう。

香夜ちゃんの必ず傍にいる宣言、ここまでとは思わなかった。って感心している場合ではなくて!!私、九十九丸とのラブラブエンドが見たかったんですが!?!?え!?地獄の果てまで十分ラブラブじゃんって?そういうんちゃうわ!!!!!ラブラブの方向性がヘビーすぎるんだわ!!!!!!

 

和魂後日談

 やっぱり私の考察は外れてなかったようで、九十九丸は常世に一人きりでいるのが寂しかった模様。香夜ちゃんを常世に連れてきたことは後悔してるみたいだけど。

私にはあなたより大切なものなんてないと香夜ちゃんはいうけど、オイオイ、父親は君の為に塩まで投げたんだが!?とツッコむ私そっちのけで「キミは間違ってなんかないよ」とメンヘラを助長させるクズ男のような発言をする九十九丸。私の好きな九十九丸はそんなこと言わないのでマレビトと交わって変質してしまったのが悲しい。

九十九丸はずっとずっとそばにいてくれ、と言った後に、自分じゃない記憶が混じることに気付く。そして、お嬢さんを香夜と呼ぶことにも。

 

「キミは……俺のことだけを見つめ、俺の声だけに耳を傾け、俺のことだけを考えてくれていればいいんだ」

 

ヤンデレのテンプレみたいなセリフいうんじゃねえ。この傲慢なセリフに九十九丸なら支えようと思っていた心がぽっきりと折れてしまった。九十九丸じゃないじゃん。私が好きになった九十九丸は、素直で明るくて、抜けてて、私のことを一番に想ってくれる優しい人だった。自分が自分が、みたいな人のことを考えられない人間じゃなかった。香夜ちゃんも香夜ちゃんだよ。九十九丸の形さえしていればいいのか?変わってしまった九十九丸さえ受け入れる度量の広さ、とは思えなかった。好きな人と離れるのは辛いから、九十九丸ならなんでもいいみたいな依存みたいな。それって本当に九十九丸のことを見ているの?と思ってしまった。恐らくだけど、共依存とヤンデレがこのルートの萌えどころなんだろうけど私には全く響きませんでした。

多分、後日談前のみだったら孤独に負けて自己犠牲しきれなかった九十九丸の人間的な弱さとか萌えて好きだったと思いますが、後日談見てからあんまり好きじゃなくなったエンドでした。

 

 

幸魂END

 

遠野に行くまでの選択肢がかわいいものが多かったので、言及させてほしい。

師匠に二人はどういう仲なんだ?と聞かれたとき、男女の仲ですと答えると、茶を吹き出してむせる九十九丸愛しすぎる。旅の道中許される限り傍にいると半ばプロポーズのようなことを言ったのに、天然めー!

関係ないけど、章が切り替わるときの九十九丸の顔が幸せそうに笑っているものばかりで私もつられてほっこりする、このルート。

香夜ちゃんが眠れずにいると、マレビトに乗っ取られた九十九丸が部屋に侵入してきて、姫抱きで蓮台野に連れていかれる。完全に操られてる九十九丸は香夜ちゃんを常世へ連れてくると、大人九十九丸に命じられるがままに三途の川を渡ろうとする。ここのスチルが九十九丸の表情が虚ろでかわいかった。いや、萌えてる場合じゃないんだけど。現世に帰して!とマレビトを睨みつけながら啖呵を切る香夜ちゃんは本当に自殺志願者かなにかなのか?と思った。

マレビトの言い分としては、

・マレビトの力で九十九丸は生きてるので、死なせるのも自由

・常世へと還すのが自然な姿

らしい。マレビト的には貰った魂分は生かしたからええやろみたいな感じなんだろうか。それでも香夜ちゃんが反論するとマレビトは不敵な笑み。

 

「随分と威勢のいい花嫁だな。……これでこそ、俺の花嫁だ」

 

 

 

…………

 

………………

 

………………………

 

失礼しました、夢小説で俺様がいいそうなセリフすぎて気絶してました。お前、面白いな。っていってたら完璧でした。実は私、俺様に肉親を殺されているので憎んでるんです。(冗談です)

 

ここから始まるマレビトの猛アプローチ!

「お前、こいつのことが好きだったんだろう?」とか俺様特有の自信で香夜ちゃん絶対嫁にするマンのマレビト。九十九丸はこんなこと言わないと思う香夜ちゃん。さすが和魂と違って病んでない香夜ちゃんはしっかりしてるぜ!香夜ちゃんは薙刀を振り回してマレビトを傷つけるんですが、九十九丸本体にも傷がついてしまうんですね。そこで彼も九十九丸というのなら、傷つける必要はない、彼もまた私の大切な人なのだから。と思い直します。

 

「九十九丸の帰る場所はあるわ。家に……江戸に帰ろう?」

 

「帰る場所などどこにもない」というセリフへのアンサーがここでようやく…!胸が熱かった。私が言いたかったこと、このルートの香夜ちゃんは言ってくれて、嬉しかった。

そこからは九十九丸VSマレビト九十九丸の手の込んだ自傷のような戦いが繰り広げられます。

 

マレビトって肉体が欲しいから反魂呪に応えるんですかね?それとも反魂呪に逆らえないだけなんですかね?急に花嫁になれ…は謎だった。お前、現世まで婚活しに来たのか?

常世から現世に逃げ帰るところは古事記のイザナギの話を思い出した。香夜ちゃんが後ろを振り返ったら、九十九丸が闇に呑まれてたんですよね。

ここで九十九丸が「死んでたまるか」と生を望んでくれたのがムネアツだった。和魂の九十九丸は生を諦めて犠牲になったからさ…。

現世に帰ったら九十九丸の姿はなく。香夜ちゃんは泣きながら~ダイジェスト九十九丸ルート~を思い返します。おいやめろ!本当に死んだみたいになるだろ!!いや、でもこれは幸魂だから二人は幸せになるって信じてる。私の作ったご飯を九十九丸がまた食べてくれるって信じてるから!!!

そしたら九十九丸いました。少し老けた九十九丸が。姿かたちはどうでもいいので、問題は中身があの純朴な九十九丸かどうかだよ!そしたらね、九十九丸なんて言ったと思う?

 

「よかった、無事だったのか……。」

 

もう……もう……好きだ………生涯かけてお前を愛すと誓う……(天を仰ぐ)

だってさ、斬り合いしてボロボロだったのは九十九丸のほうなんだよ?体を奪われそうになって死にかけてたのは、行く場所もなくなって絶望してたのは九十九丸の方なんだよ?それなのに第一声が私の心配って……それが私の大好きな九十九丸だよ~~~(泣)

マレビトが命を還してくれたってえ?婚活失敗したからか?ご都合主gゲフンゴフンと思ったりもしたけど、まあ、なんかもう九十九丸が無事ならなんでもいいわ!私は最初から九十九丸とのラブラブエンドを望んでたので。

今でも手に、九十九丸を斬ってしまった時の感触が残っている。

その手で今、九十九丸に触れているのだと気づいて、私は思わず九十九丸から手を離してしまった。

けれど、その手は九十九丸に掴まれる。私が手を引っこめるよりも先に、九十九丸の唇が、そっと手の甲に触れた。 

 ここ萌えた。自分を斬ったその手に口づけを落とすという慈しむような仕草、萌えた。九十九丸から慈愛しか感じない。最高。地の文だけで萌えさせられるライターさんすごい……。

いいんだ。

お嬢さんのこの手が離さないでくれていたから、俺はまた戻ってこられた。

……俺は、弱いから。きっと俺ひとりだったらあのままマレビトに負けていた。 

(中略)

だから……いいんだ。

 オ ア ア 。

胸がいっぱいでなに書けばいいのかわからくて奇声をあげるしかない。

 

「俺も、キミと生きたい。」

 

このセリフでちょっと泣いてしまった。きっとさ、常世に行く前までのマレビトに呑まれそうになってた九十九丸だったらこう思えなかったと思うんだよね。でも、香夜ちゃんが常世で「一緒に帰ろう」って言ってくれて、手を引っ張ってくれたから九十九丸はこう思えるようになったんだろうな、と思うと感動してしまって…。生きたいと思ってくれてありがとう。

 

九十九丸は剣に魅せられたって言っていて、この人は私とか香夜ちゃんを剣以上に大切に思う日はくるのかな…って思ってたら九十九丸を取り巻く環境が厳しくて。彼は、自分は化け物だから、自分が生者でなかったことに絶望して侍になんかなれないと思ってしまって。で、ここで剣を手放したわけじゃないけど、生きる目的ではなくなってしまって。心の整理をつけようと故郷に帰るけど、結局出ていけと言われてしまい、ますます絶望してしまった。
再び生きようと思えたのは香夜ちゃんが手を差し伸べてくれたから。ここで九十九丸の優先順位が変わったと思うんですよね。剣より香夜ちゃんが大事になったんだよね。剣よりキミを選んだんだよ九十九丸は…。すごく、私はこの幸魂が君ルートってことに納得できた。

 

 

料理茶屋再び。

お前もかーい!と思わず突っ込んでしまった。え、もしかして全員料理茶屋エンドあるわけじゃないよね???

 

幸魂後日談

せっかく九十九丸が「綺麗だな」って言ったのに、香夜ちゃんは桜のことと勘違いしてたのベタベタだけど萌えた。私だったら多分九十九丸に向けて「九十九丸はもっと綺麗だけどね…」とか言ってしまう。

お嬢さんを探してわたわたしている九十九丸ギャンカワ。これはわざと身を隠したくなりますね。

成長した九十九丸の姿をみて訝しがる仲間たちに笑ったwそして空気を読んで席を外してくれる仲間たち…イケメンだ…なんか、こういうのいいですね。大円団ってかんじで。

そしてね、桜吹雪の元で夫婦になってくれないかとプロポーズされるんです。プロポーズの言葉が最高だったので私と九十九丸の結婚式のときに映像付きで流してほしい。子々孫々まで九十九丸のプロポーズの言葉家訓として語り継ぐから。

幸せだ……もう私の剣が君ここで終わりでいい。一生九十九丸のこと大事にするから…。「一緒にいよう。ずっとずっと。」って言うセリフ、和魂でも同じようなセリフあったけど、状況が違うとここまで意味合いが変わってくるんだなと感慨深くなりました。

 

剣ルート

ある日父様がお坊さんが訊ねてきているけど…と言います。もしや…と思ったら戸口にいたのはやっぱりスケキヨでした。ていうかこんな怪しい風体のヤツが玄関口に立っててよく香夜パパも家の中に通そうと思ったな?

マレビトは陰陽師が研究してるってスケキヨ言ってるから、反魂呪も陰陽二元論がもとになってるのかもしれませんね。一方がなければもう一方も存在しないという考え方なんですが、マレビトがいなければ九十九丸は存在しないし、九十九丸がいなければマレビトも現世に存在できないみたいな。似てる気がする。

剣ルートでは遠野へ帰らないため、誰が反魂呪で九十九丸を蘇らせたかは分からない模様。なるほど、このルートの九十九丸は絶望しなかったんだな。月の光を浴びてるのに、マレビトが活性化していてヤバイらしい。スケキヨが言うに、全国各地の霊場を巡る必要があるらしい。その際、体に経を刻むらしいんですが、なにその耳なし芳一…と思ったのはここだけの話。

君ルートではマレビトの力に頼っては侍になれないと諦めてたけど、(そういう九十九丸もすきだよ♡(盲目))剣ルートではマレビトの力を抑えて侍になる方法を模索しようとするの、いいですね。

ていうか今更だけどスケキヨめっちゃいいやつじゃん。九十九丸のこと激励してくれるし。なんで外見がスケキヨなんですか?たぶん見た目で8割損してるよ。

 

落ち込んでるとき深く聞かないで気を紛らわせるものを提供してくれるできた友達ことお松ちゃん好きすぎるんですが!?お松ちゃんが好きな人と結婚して幸せになるお手伝いをするルートないんですか!?

 

 

霊場を巡るか迷ったまま、剣取り試合の第四回戦の日が来てしまった。九十九丸が心配で試合に出るのはやめて、という香夜ちゃんでしたが、九十九丸の絶対に伝書を授かるという意思は揺らぎませんでした。剣ルートの九十九丸、精神が鋼すぎる。

勝ちたい、という強い願いがまたマレビトの力を呼び覚まし、田一を傷つけてしまいます。力の制御ができないことがショックだったみたいですね…。剣ルートのマレビト問題は心の持ちようの問題じゃないから、どのように支えるか考えてしまいますね。

香夜ちゃんは九十九丸を送り出す心の準備ができていないようで、気まずい日が続きます。わかるな~友達でさえ別れがつらいのに、九十九丸みたいな素敵な人と離れるの辛いよな。そしたら、九十九丸がすき、と香夜ちゃんは気付きます。こう、ヒロインが自分の気持ちを明文化するのいいよね。少女漫画的文法好きだなあ。

好きだから、あなたはあなたの思うように剣を振るってと香夜ちゃんは九十九丸に言います。君ルートでは強引に旅についていったのにゴニョゴニョ

私だったら多分泣いて嫌がって強引に旅についていくと思います。九十九丸は許してくれるからね(慢心)

ここのスチルときめきすぎてVitaを立てかけて九十九丸と熱い抱擁を交わした。もちろん、九十九丸とは次元の壁があるので私の一人ハグは空を掻いただけに終わった。

鋼の九十九丸だと思っていたら、「駄目だ……。やっぱり言わなければ良かった。……決心が鈍りそうだ」なんてかわいいことを言い出す始末。いいんだよ!?私を連れて行っても!?!?あ~一生このままでいい~ザ・ワールド~~~なんて思っていたらマレビトの放つ気が大きくなり、香夜ちゃんと抱擁ができなくなってしまう事態に。

どうして九十九丸ルート上げて落とすんですか???(怒)

私はたまたまマレビトの気を封印できる陰陽師の末裔の黒髪長髪赤目娘だから九十九丸と抱擁できるけどね(夢小説オリ主設定やめなさい)

 

荒魂ルート

 

御前試合準決勝。斬鉄に香夜ちゃんを人質にとられ、気が昂ぶり、マレビトの力に呑まれてしまう。さらにマレビトと身体の主導権を巡って戦う九十九丸は、斬鉄の相手をしている余裕がなく、嬲られてしまう。まさか死なないよね…?と心配になってたら御臨終ですと言わんばかりの医者の顔。BGMが…BGMが悲恋エンドの曲なんですけど…待ってください……心の準備が……。

九十九丸はすでに常世に行ってしまっていて、現実でもマレビトの気に侵され始めていたので、香夜ちゃんはスケキヨから貰った命爻生水を飲ませることを思いつきます。

 

ここのスチルめっちゃ好き。

薄桜鬼の土方ルートでもあったけど、ヒロインが命を救うために危険を顧みないで口移しするシチュエーションと構図大好き。

九十九丸も九十九丸で戦ってたんですけど、途中で諦めちゃうんですよね。九十九丸って自分の命をすぐ諦める節あるよね。そして今回もそんな九十九丸を救ったのは香夜ちゃんだった。なんかもう私入り込む余地なくないですか???;;;

でもね、天然で月が綺麗ですねと言う九十九丸にときめいてしまう喪女心。ずるい男だよ九十九丸…。

 

御前試合も終わってしまったし、修行の旅に出るというんですけど、ここでのやり取り切なかった。お供え物をたべちゃだめだよ、とか泣いてもいいんだとか。

「お嬢さんが泣いたんじゃない。俺が泣かせたんだ。だから泣いたうちには入らない」

このセリフ、あまりにもタラシのセリフすぎないか?

 

……お嬢さん、頼みがあるんだ。お嬢さんの名を俺の刀に貰ってもいいか?

そうすれば、俺は必ずここに戻って来られる。そんな気がするんだ。

……俺を守ってくれる剣がキミなら。 

 

好きな女の名前自分の物に刻むの卍の発想じゃん

いや、メインルートのタイトル回収キター―!!とかも思ったんだけど、昔の彼女の名前腕に彫って別れて二重線で消してるイメージが脳内に席巻してしまってそれどころじゃなかった。私は…嫌です…刀に喪女って名前つけられるの…「俺の刀喪女っていうんだ!」とか明るい笑顔で言われた時にゃ「アッオウッエッ」とかオットセイみたいになること間違いなしですよ。生き恥です、生き恥

 

荒魂後日談

すごい私の名前を刻んだ剣を手紙で主張してくるもんだから赤面してしまった。ちなみにこれはときめき由縁の赤面ではありません。

マレビトの力を封じるあと一歩のところでマレビトが本当に俺の力を封じていいのか?と甘言を囁くんですが、九十九丸は鋼の意思で突っぱねます。剣は捨てないが、好きな人への想いもある九十九丸は強い。

左京さんの優しさにほろっときた…聞いてください、私の未来の旦那卍なんです。しかし共通ルートでの左京さんの血まみれのヤバい姿を思い出して口をつぐむ私なのであった。

とか言いつつも、妖怪の攻撃とマレビトの甘言でボロボロになってるときに言った、「俺のそばには、いつでも香夜がいるんだ」というセリフが健気っていうか…私のこと好きで支えにしてくれてるんだなあと感じてグッと来てしまった。香夜ちゃんと九十九丸の間に入る余地ないよ~;;なんて思ってたけど、やっぱり九十九丸のこと諦めきれないよ~~~;;;

 

御前試合では負けたけど、九十九丸のなりたかった侍に一番近しい存在になれたのがこのルートなのではないかな、と思います。弱さからマレビトの力を使ってたけど、弱さも克服できたし。好きな人を守るための剣っていうのも活人剣を生かせてるんじゃないかなと思う。

 

奇魂END

 好きな人を心の強さにしていたのが荒魂だとしたら、好きな人が心の隙になってしまったのが奇魂だと思う。こちらの九十九丸は斬鉄により死にかけた時に、マレビトの甘言に乗ってしまったんですよね。

帰ってきた九十九丸は和魂と違って一見いつも通りの九十九丸でした。

やめろー!九十九丸の悪口を言うなー!九十九丸が江戸の人たちに嫌われていて悲しい。

九十九丸は旅に出ると言い出す。マレビトを封じて帰ってくるんだよね?と香夜ちゃんがきくと、「俺はこれから旅に出るが……それは霊場を巡って、マレビトの力を封印するためじゃないんだ」なんて言い始めるからギョッとした。

 

「マレビトの力を使いこなすために。」

 

このルートの九十九丸も私や香夜ちゃんが好きだった九十九丸ではないんだなと思うとなんかもう、悲しい。どうしてこうなった。日の本一の侍になるって言っても、それは元の九十九丸が憧れた高潔なものではないんだろうな。

 

奇魂後日談

店が傾いてるのに九十九丸を住み込みさせてるの、香夜パパ九十九丸を信用し過ぎでは?でも、まさか同じ屋根の下に人じゃないものが住んでるとか思わないもんな~。

九十九丸がマレビトに呑まれると、独占欲が強くなるみたいで、香夜ちゃんを独り占めしたいような言動が多くなってますね。やっぱり大聖母な香夜ちゃんでも思うところがあるようだ。私なら普通に束縛が嫌なのでむしゃくしゃして暴れだすと思う。

「お嬢さん。俺は、キミのために戻ってきたんだ」

何度もこのフレーズを言うんだけど、恩着せがましくてムッとする。でも、よくよく考えると、このセリフは江戸に戻ってきたという意味だけではなく、マレビトも九十九丸も常世から戻ってきたというダブルミーニングなのでは?と思ってゾッとしてしまった。君のために生き返ったんだから君も命をかけて俺のところまで堕ちてこいってこと…?香夜ちゃんが死んだら常世で一緒だよってこと?怖。

嬉しくない亭主関白と嬉しくない嫉妬イベで泣きそう。今すぐゴリラになって九十九丸の腕を振りほどき、森の中で孤高の賢者として余生を生きたい(現実逃避)

なんて現実から逃げてたら鈴懸が「この人は僕たちの知ってる九十九丸じゃない」と言ってくれた。流石鈴懸、何事にも物おじしないそこに痺れる憧れる。

鈴懸と斬り合いになるんですけど、香夜ちゃんの鶴の一声により、一瞬正気に戻った九十九丸は鈴懸に肩を斬られてしまい、森の方へと逃げ去ります。私の妄想が通じたのかしらんが、先に森に向かったの、九十九丸の方だった。このまま二人でゴリラになって群れを作らないか九十九丸?(プロポーズ)

鈴懸に止められつつも、九十九丸が心配で後を追う香夜ちゃん。香夜ちゃんは九十九丸を止めずに旅立たせてしまったことに罪悪感を覚えているみたいで。

どこにも行かないでくれ。

キミがいればそれでいい。ずっと一緒にいられたら……それでいい。

俺だけのものに、なってくれ。

病み九十九丸は全然好きじゃないけど、こんなことを繰り返し言う九十九丸がなんか段々かわいそうになってきてな…。もう、この人香夜ちゃん以外なにもないんだな、こんなことを言わなきゃ香夜ちゃんは自分のものにできないと思うほど不安なんだなって思って。

香夜ちゃんが殺される覚悟を決めたら

つ、九十九丸…!!!

香夜ちゃんを殺しそうになる寸前で九十九丸は正気に戻ったみたいで。

 

これは……キミの幸せも考えず、自分勝手な願いを叶えようとした罰だ。

キミと一緒にいたいという、我儘な願いを……。

 

このセリフ、辛すぎた。奇魂の九十九丸の運命が儘ならなさ過ぎて。好きな人と一緒にいたいと思う気持ちは当たり前の感情だけど、マレビトの手を取るのは結果的に間違えていた。でも、あのとき生きるためにはマレビトの手を取るしかなく…。どうして上手くいかないんだと悲しくなってしまった。 

最後の最後で気が付けて良かった……。あんな方法で、キミを手に入れたいわけじゃなかったんだ。

泣かないでくれ、お嬢さん……。

ああ、でも……もし叶えてくれるなら……。

どうか俺のことを、忘れないでくれ……。

 

亭主関白や嫉妬が九十九丸自身の感情じゃなくて良かった。多分あれも俺です!とか言われたらキレ散らかしてたと思う。なんでお互い一緒にいたいだけなのにこんなことになってしまったんだろう。九十九丸はずるいよね。こんなこと言われたら忘れられるわけないのに。君ルートでも言ったけど、一人で死ねず縋ってしまう弱さが九十九丸の好きなところです。

最期の口づけが鬱くしすぎて鬱だった。

でも、最期に九十九丸自身が香夜ちゃんの為に自決するというのは好きな展開。

 

総括

二万字書いてるんですよ、この感想。

九十九丸の夢女子が一喜一憂してるだけの感想でしたが、最後まで読んでくださった方はありがとうございました&お疲れさまでした。

 

なんかね、どう考えても香夜ちゃんが正妻すぎて私の入る余地がないことが分かったからね、九十九丸の妻になるの諦めます。私はゾンビってところまでならどんとこいってかんじだったんだけど、香夜ちゃんみたいにどんな九十九丸でも支える自信はないし、剣に名前付けられる卍丸も遠慮したいので…。しかもさ、あの世まで付いていってマレビトと戦うの普通の喪女には無理でしょ!?シナリオが喪女にはハードル高すぎた。私薙刀なんて使えないから巨体を生かした玉砕覚悟の体当たりしかできないぜ!?

ご飯作って幸せに暮らしたかっただけなんだけど、それが叶うのが幸魂だけというな…。もっともりもり飯食ってても良くなかった!?もうゴールデンタイムのアニメ並に場面入れ替わるたびに食事シーン入れてもよくないですか!?九十九丸さんちの今日のごはんやってください。

でも、九十九丸の傍にいれて楽しかったです。香夜ちゃんと九十九丸に横恋慕して失恋する夢小説書いてあそぼっと!(地獄の遊び)

 

好きなエンド順としてはすごく迷うんですけど……。幸魂>奇魂=荒魂>和魂かな…。

先述した通り九十九丸とはご飯作って暮らしたかったんで…。

荒魂は卍事件があったものの、九十九丸が侍になれてよかったし、奇魂は最期に九十九丸自身に戻って香夜ちゃんの為に自決するという展開が好きだからです。和魂は後日談が余計でした。

 

 

f:id:sou711:20181218220720p:plain

九十九丸愛しすぎてファンアートまで描いてしまった。なんでラブラブちゅきちゅきエンド望んでたのにこんな悲壮な表情の九十九丸を描いてしまったんだろう…。全部九十九丸の重すぎる運命のせいだ…。時間があれば笑顔の九十九丸も描きたいです。

プライバシーポリシー