全力疾走日記

喪女でオタクで腐女子というトリプルコンボを決めた女が感想とか日々のあれこれをかくよ

剣が君 for V 黒羽実彰ルート感想

曽根崎心中を教科書として生きてきたくらい悲恋が好きなので悲恋の乙女ゲームってないのか!?と思って「悲恋 乙女ゲーム」でググるとこれが出てきたので即購入しました。

 

まず最初に言いたいのが共通ルートが鬼のように長い。

乙女ゲームはほぼオトメイトしかやったことがないので、オトメイト製品が一般的な乙女ゲームと比べて短いのだったらなんとも言えないのですが、それにしてもいつ攻略対象を落とせるのかいつまで花嫁やってるのか我々はどこへゆくのか(駿府だよ)ひたすら不安でした。

 

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黒羽実彰の初見→声帯が前野智昭だ!!!!!腹エロくね?

 

以下がっつりネタバレありますので注意。

 

 

 

序章から謎の独り言を言っていてこいつちょっと様子がおかしいぞ…?あれイメージ的にはクールで冷酷無比みたいなイメージだったのに不思議ちゃん系?なんて考えていたら「もう剣で人は殺めない」と誓い始めてまさかのるろうに剣心が始まった。

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主人公の香夜ちゃんは料理茶屋の娘。あくせく働いていると不審な眼帯をした侍が無茶苦茶失礼なことに顔面を見て茶を吹き出しました。江戸時代だからなにも言えませんが、これが現代だったらはてな匿名ダイアリーあたりにブス差別として愚痴をつらつら書きまくってると思う(そんな乙女ゲームの主人公はいやだ)

香夜ちゃんは大天使なのでそんなこと微塵も思わず店じまいをしていたんですが、そこにさっきの侍がまた現れます。ここでおりんさんがやけに攻撃的に侍に立ち向かうんですけどおいやめろ!下手すると無礼討ちだぞわかってんのか!あ、すんませんねお侍様~世間知らずなんですよヘコヘコ

さっきの失礼侍は柳生三厳と言うそうな。喪女でも知ってる。通称十兵衛の人でしょ。柳生新陰流がめっちゃ強い人。剣がめっちゃ強い人が茶屋の娘になんの御用なんでしょう…?生娘でも斬りたくなったとか?おっ、サイコパスか?

予想は斜め上で、花嫁行列の花嫁を演じて欲しいというのが失礼柳生さんの要請でした。お姫様の代役だって~!?香夜ちゃんとお姫様が瓜二つだって~!?なるほど、香夜ちゃんがブスだから吹き出したとかではなくお姫様と似ていたから吹き出したんですね。許さないけど。

関所を本当にごまかせるのか?とか山賊への対処へも抜かりないと言ってますけど、本当に抜かりなかったらお姫様を花嫁行列させるだろと思ったり湧き上がる疑念と疑問。怪しい。怪しすぎる。絶対何か裏があるぜ香代ちゃん!

 

香夜ちゃんのが花嫁を受けるか受けないか迷っていると青い髪のイケメンがあんな小さな茶屋脅してしまえ!と徳川の侍に言っているところに遭遇してしまいます。不安になる香夜ちゃん。ていうかこの高貴そうなイケメンは俺の女になれ…(アゴクイ)さもなければお前の家がどうなってもいいのか…(コシダキ)みたいな俺様を発揮して迫ってくるんですかね?

夕刻になり、柳生失礼さんが再度迎えにきます。

 

ここで剣が君クイズ~!香夜ちゃんのパパは柳生さん達に対して激おこです。彼は柳生さん達に対して何をしたでしょうか?

 

1ぶん殴った

2啖呵を切って追い払った

3実は妖術使いだった

 

 

答えは4の塩をぶん投げたでした~!塩ってwっwwwwっtw悪霊か何かじゃないんですからwめちゃくちゃ面白い。そしてたまらず退散したのも笑いました。柳生さん悪霊と同じ類だった。

追い払って断ったものの、怪しい浪人に付きまとわれるようになり、周りに迷惑をかけてしまうと考えた香夜ちゃんは偽の花嫁を引き受けることにします。

 

自己紹介で黒羽さんが鈴懸におじさんと言われてショック受けてるのが可愛かったです。初対面におじさんって言える鈴懸の心臓強すぎ

戸塚宿に着き、柳生さんから陣形について意見を聞かれる黒羽さんは会って間もないのにみんなの剣の特性を捉えていました。ていうか将軍家の剣術指南役から意見求められるって相当じゃない?ただのるろうにじゃないってことか…。名字あるし…。

この後でご飯食べるんですけど、ハバキ憑きが勝手に九十九丸の天ぷらをつまみ食いすることに一人でツッコミ入れて葛藤してるのに笑いました。普段からハバキ憑きと話してハバキ憑きの行動にツッコミ入れる一人漫才やってるんだろうか。そりゃ道中の妖怪に独り言が多くて気味が悪いとか言われるわ!

 

 

小田原宿に着き、晩御飯を食べている時に剣取り御前試合の話に。出る人が多い中、黒羽さんは出場しないで国に帰るといいます。やはりあれなのか。不殺剣を信条にしてるからなのか。

今の御前試合は剣聖・大典太くらい強いやつがでなきゃ盛り上がらねーよという話の流に。剣聖・大典太はこの世界で知らなかったらモグリか、よっぽど山奥に住んでる田舎モンくらい有名な伝説の剣豪らしいです。夕飯時に襲われれば鍋蓋で太刀をかわし、岩や滝を斬るそうですが鍋蓋で太刀を躱す芸当は正直剣豪というより忍者かよとツッコミたい。

まあこの話の流れで大体ハハーーンと察するんですが知らないふりをしておきますね。

 

その夜、眠れない香夜ちゃんは恐ろしい声を聞いて恐ろしくなってしまいます。板戸を開けようとすると、黒羽さんが。香夜ちゃんが妖怪の声でしょうか?と聞くと、あれは狼の声だと黒羽さんは説明してくれます。そして、意外にも香夜ちゃんが怯えているということを察して心配してくれるのです。黒羽さんは冷静で冷たい風貌だけど冷たい人ではないんですね。

「あの声を耳にするとどうしても身が竦むのです」

と香夜ちゃんが言うと黒羽さんなんて言ったと思います?

「では、一人でなければ少しは気が紛れるか?」

せ、戦犯~~~~~!!!!!

それに加えて

「……そうだな少し、外の空気を吸いに出てみようか。」

庭であれば問題ないって勝手に決めるんじゃないよ!!半蔵に駄目だって言われてるだろうが!五人の中の良心だと思ってたのに!!!とんだ不良だったよ!どうしてこう乙女ゲームの男はランデブーするのが好きなのか。

庭に出るとまた狼の遠吠えが聞こえてきて、黒羽さんが手を握ってくれます。狼は思ったより遠いよとか狼が襲ってきても必ず守るとか香夜ちゃんを気遣っているのかいつもより饒舌な黒羽さん。今までハバキ憑きとのコントしか見せられなかったから面白い人っていうイメージだったけど一気に優しい人だなあというイメージに変わりました。いや、一人コントは面白いけど。

 

箱根峠の途中にある芦ノ湖箱根神社でマレビト信仰の話が語られます。地方によってマレビトは違うそうで、土着信仰みたいなもんなのかな?っていうかんじ。

そして、箱根関なんですがあっさり通り抜けられました。それだけ香夜ちゃんが似ているからなのか、単純に姫を見たことがないからなのか、化粧だけで誤魔化せるってセキュリティ雑だろ……と思いました。

 

かくれ里でマレビトの力で忠長を蘇らせると唆されるジジイ。あれじゃん…大事な人が死んじゃって占いにハマっちゃうパターンの人じゃん…。

 

箱根宿にたどり着いた一行。香夜ちゃんは窮屈さを感じていたようで(そこは仕事なんだから我慢しろよと思った)、それを察した半蔵が気を利かせて本陣内を歩いてもいいと言いました。

うおお風呂スチルがあるとは……!!!(興奮)風呂スチルがあるゲームは神作の予感ですよ奥さん!個人的に左京さんが一番白いと思ってたんですけど九十九丸>黒羽さん>左京さん>縁の順なんですね。みんな髪長いから色っぽいな…ていうか九十九丸と黒羽さん白いな…とムフフしてしまうシーンでしたね。

 

坂の由来を聞くと好感度が上がる黒羽さん。前々から思ってたけど説明好きだよね。何かにつけて解説してる気がする。(だから鈴懸におじさんって呼ばれるんだよ)

山賊が襲ってきて黒羽さんや柳生さん半蔵と離れ離れになり、三島宿へ。黒羽さんは一人で香夜ちゃん達を追いかけます。そして山賊と遭遇しますがなんかコイツ一人でいいんじゃないかな…?というくらいめちゃくちゃ強いので圧倒します。

「言っただろう。おまえたちではわたしに勝てはしない、と」

ヒュ~~~かっこいい~~~こんなセリフ言ってみてえ~~~!!!!!

で、血まみれのまま帰ってきます。夜中に血まみれのまま立ってたら怖いと思うんですが香夜ちゃんはあまり驚くことなく黒羽さんを受け入れます。それほど心配が上回ったのかもしれないし、血に飢えた人斬りに変貌するというなにかの複線かもしれない。できることがあれば言って下さいと黒羽さんに言うのですが、自分の体調を気遣ってくれとそっけなくスルーされます。まあ正論なんですが乙女ゲームなんだからもうちょっと優しくしてくれい…と思った次第です。

神社でお参りを提案してくれたんですが、黒羽さんは一応心配してくれてたみたいで。そっけなかったり優しくしたりなんなの!?乙女心を弄ばないでくださる!?

 

隊長を決めたほうがいいという話になり、隊長を黒羽さんに決め、一行は由井宿へ。香夜ちゃんは黒羽さんと会話を試みるのですが、何を言っても会話は広がらず、剣の話題は地雷だったみたいで、ばっさり「話すことはできない、無駄だ。」と言われてしまいました。うーん、でも、香夜ちゃんを邪険にしたいわけでもないわけでもなくて、黒羽さんは無駄なことを話さないだけっていうか、ツンケンしてる螢とも性質が違うんですよね。

 

 さった峠でまたまた山賊が!しつこいやっちゃ!香夜ちゃんの馬が大暴走して一人に。そして鬼に捕らえられ、喪女的に顔面が好みのシグラギさんに詰問されます。ああ~~ん♡平手打ちされたあ~♡もっと蔑んでくれ~~♡と私が楽しんでいると大変残念なことに黒羽さんが助けに来ました。もう私は鬼の子分に感情移入して、例の鼻声でシグラギ様を応援してましたね。ジグラギザマ!

シグラギ様死にました…。これが剣が君の悲恋エンドってやつか???私はもう試されている???(絶対違う)

 

懐の刀が天下五剣の数珠丸だったり色々あったのですが、ようやく駿府に着いて、お金をもらって、黒羽さんと駿府見物をすることになりました。とある路地に香夜ちゃんが近づこうとしたら黒羽さんの様子がおかしくなるっていうか…きゅうにポエミーになりはじめたんですよね。絶対るろうに案件でしょ。黒羽さん昔の奥さん間違えて斬ってるでしょ。

 

そしてここでようやく前章が終わる訳ですよ!長かったな!お疲れ!読んでる方も疲れてると思いますがまだ黒羽さんと恋愛してないので恋愛するまで書きますよ。

 

君ルート

 

季節は春、江戸に戻った香夜ちゃんは何の変哲も無い日々を暮らしてました。山菜を取りに行った香夜ちゃんは、妖怪に追いかけられ、黒羽さんと再会します。ここであったことは忘れてくれと言われてしまうんですが。俗世と関わる気はないと修行僧みたいなことを黒羽さんは言い始めます。ていうか本当に修行僧なのか!?そしたら恋愛する余地がないんだが!?それともあれ?最近流行りの坊主との禁断の恋愛というアレソレ萌えなの…?坊主と交わる色欲の夜に…?

 

香夜ちゃんが帰ろうとしたら、野生の柳生のパパ上が現れた!

 

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ムネノリのこうげき!ミス!ムネノリはぎっくり腰になってしまった!

ムネノリの状態異常によりジジモンバトルは終わり、黒羽さんが剣聖・大典太ということをネタばらししてくれます。エーーナンダッテーソーダッタノカー(棒読み)(ケンミ◯ショーのナレーション)鍋蓋で太刀を躱したり岩を斬ったりしたのか、意外とおちゃめな人生送ってるな黒羽さん。しかも一番刀に三度もなってるらしい。すごい。ラノベの主人公みたいだ。「一番刀に三回なったがもう刀を捨てたい件」←剣が君の世界で500万部売れそう。

しかし黒羽さんにとってはそれはあまりいい思い出ではないみたいです。確かにラノベの主人公はいやですよね~。(それは妄想です)

 

香夜ちゃんが久々に薙刀の稽古に来ていると、卑怯な手によって道場破りにあってしまいます。香夜ちゃんは黒羽さんになんとかしてもらおうと向かいますが、剣はもう持たないと断られてしまいます。そしたら九十九丸が見損なったぞ!と怒ってくれます。そうだそうだー!もっと言ってやれー!喪女は傷つきやすいんだぞ!?私が野次を飛ばしていると、

「それほどまでに言うなら、あなたが助ければいいだろう。浪人風情に負けるあなたではあるまい」

と九十九丸に言います。なーんでそうなんだよお前は!香夜ちゃんは黒羽さんを頼って来たんだろうが!なんでルート入ってからの方が冷たいんだよこの人!!!!?冷遇からのデレる攻略対象が好みの喪女でも早くデレて欲しいと泣きそうである。あ、剣が君の泣き所ここですか?

九十九丸も頑なな黒羽さんに憤っていて

「困っている人を助けるのが、侍の剣ではないのか!?」

ヨッ!いいこといった!さすが九十九丸!

九十九丸の言葉に動かされたのか、華麗に手のひらを返して剣を抜き、戦う黒羽さんと九十九丸。黒羽さんはラノベの主人公なので一瞬で勝負がついてしまいます。九十九丸の言葉により、気持ちの整理がついたのか、香夜ちゃんの助太刀をしてくれることになります。黒羽さんの住処を絶対に明かさないという条件付きで。黒羽さんツチノコみたいだな…。

卑怯な手を使われて黒羽さんは木刀を手放すんですが、それでも勝ってしまいます。ほんと花嫁行列この人一人でなんとかなったんじゃないかなっていうくらいの強さですね。黒羽さんの敵に対しても「あなた」って呼びかける丁寧な言葉遣い好きだなあと思いました。黒羽さんいいところの生まれなんじゃないかな~。

道場を取り戻した後の香夜ちゃんのスチルの笑顔尋常じゃないくらいかわいくありません!?なんでモテてないの!?絶対父親が塩投げるせいでしょ!?

 

黒羽さん名字あるしちゃんとした言葉遣いだから武家の出身かと思いきやみなし子だった。しかも異人の子。幼い頃から罪を憎んで人を憎まずを実践してるのがすごい。人を憎まないことって難しいことだと思う。多くの人は自分がかわいいから。

 

お松ちゃんとか柳生パパとか黒羽さん各方面からモテモテだな~。

ハァ…意地悪な縁かっこいい…「姫に拒否権はないんだ。ごめんね」ってセリフこの縁は優しい態度を取っていても香夜ちゃんより仕事が大事なのが表されていてとてもいいですね…。

素直に庵から出てきて、逃げることをしなかった黒羽さん、ちゃんと香夜ちゃんに好意があるんだなあと分かって嬉しかったです。

縁が去り、黒羽さんは言いづらそうに過去を話してくれます。

そしてやっぱりこの人るろうに剣心だったーーー!

過去に罪のない女の子を斬り殺してしまったことを悔いて殺さずの剣を貫いているようです。現代に置き換えると車で加害者になってしまったようなものでしょうか。確かにトラウマになるよねと思いました。それにしても、信心深い黒羽さんは女の子を殺すまでどうして抵抗なく人殺しを続けたんでしょうか?

香夜ちゃんがここで「黒羽さんは優しい方」「怖いなんて思いません」と言ったことに今まで剣聖として人斬りとして恐れられてきた黒羽さんは救われただろうな~と思いました。

お松ちゃんのことで落ち込む香夜ちゃんにお団子を買ってあげる不器用な優しさにめちゃくちゃ萌えました。黒羽さん、興味なさそうな風でちゃんと香夜ちゃんのこと見てくれているんだなって。話では自分は力になれないから、少しでも気の紛らわせるものをっていう気の遣い方がイケメンですよね。

 

山の中に豆腐を持っていくという強引な口実で会いに行くアグレッシブな香代ちゃん。和気あいあいと話して、黒羽さんと打ち解け始めたな-と思っていたら山賊と同じBGMでお松ちゃんが乱入してきました。シグラギサマァ

なんとお松ちゃんは喪女でイケメンに見初められFBでリア充報告しまくる香代ちゃんが羨ましすぎて嫉妬に狂ってしまっていたのです!……なんてことはなく、仇討ちでした。

また後を付けられていたらしいうっかり過ぎる香代ちゃん。さすがに黒羽さんが災難すぎる。居場所を口では明かしてはないものの結果的に各方面に明かしてるもんな…。

黒羽さんは、どこか安堵にも似た表情を浮かべて、静かにたたずんでいる。 

 ここ、黒羽さんの気持ちを思うとすごく辛かった。黒羽さんって、生き辛い人だなあと思っていて。普通悪いことをしても、どこかで自分は悪くないって思ってしまうし、周りとか人のせいにしてたほうが楽なんですよ。(私がゴミクズのような人間だからかもしれないけど)でも、幼い頃から罪を憎んで人を憎まずをして、人を斬ってしまって。そして、罪の意識に苛まれて、もう剣は手に取りたくないのに、周りがそれを許してくれない。生き地獄ですよね。ようやく救われると思うのが自分が殺してしまった女の妹に殺されることって、自罰的すぎる。

結局お松ちゃんには殺せませんでした。私は良かったなと思った。物語的に終わっちゃうんでないとは思うんですけど、あそこで死んで自己満足の贖罪-FIN-よりかは生きていてくれたほうがいいなと。身内を殺された殺したってナーバスな話題なのであんまり深くは言えないんですけど、私は黒羽さんの好感度を上げてきて、心が黒羽さん寄りなので、生きて償って、今まで自罰的だった分香代ちゃんと幸せになってもいいんじゃない!?と思いました。お松ちゃんには悪いんだけど。難しいよね。お松ちゃんにも黒羽さんが死ぬ以外で救いが欲しい。

香代ちゃんも同じ想いだったみたいで、お松ちゃんと話し合いをするんですけど、「あなたには私の気持ちなんかわかりっこない……!」と言われてしまい、私はぐうのねも出なかったのですが、香代ちゃんは「そうよわからない!わからないからききにきたんじゃない!」と見事な開き直りを見せ、私をおったまげさせました。

ここのお松ちゃんとの言い合いは私と香代ちゃんがシンクロしすぎて命のスープ状態になってましたからね。シンクロ率が400%超えてましたからね。お松ちゃんが本当にあの人のこと好きなんだ…って悲しそうに言ったときは「え……?好き…かもしれない…?」と恋愛感情の目覚めを錯覚しました。

 

ショタ彰さんかわいい。散々ラノベの主人公とか言ってたけど、なんか黒羽さんの過去を知って茶化してごめんな…という気持ちになった。あの見た目だし、隠れキリシタンだし、強くなるしか生きるすべがなかったんやなって…。

生きて罪を償うことになったんですけど、あれだけ自罰的だったんだから、なんかもうちょっと細やかな葛藤が見たかったな~と思いました。

勢いで香代ちゃんから告白するんですけど、照れる黒羽さんがかわいい。その後ラッキースケベ展開になるんですが、黒羽さんがクソマジメすぎて香代ちゃんが大胆になってるのニヤニヤして見てました。

 

和魂エンド

突然大典太から光が溢れ、指し示されるがままに洞窟へと向かう二人。鼓と長七郎と七重が逃げ出してきたのでどうしたんやと事情を聞けば、忠長をジジイが邪法で蘇らせようとしていて、七重が生贄にされそうになったから逃げてきたらしい。宗教って怖い。

私のカレの方が強い!って張り合う七重と香代ちゃんかわいかったですw

鼓に江戸幕府への仕事を斡旋して黒羽さんと香代ちゃんはめでたしめでたしなのかな~と思っていたら、たすきがけに前掛け姿の黒羽さんがニュッっと出てきて笑ってしまったwwwに、似合わないwwwまさかの婿養子に入って、料理茶屋の店主になるとは…まあ浪人だったし、剣を振るうつもりもなかっただろうし、嫁も就職先も見つけて一件落着かな!?黒羽家当主って言ってましたけど別に藩や幕府に士官してないんですよね?武家っていっても新興のお家だったら肩書だけだろうし…天下五剣の使い手ってだけですごい家柄になっちゃうんですかね、それとも。

お松ちゃんが心の整理をつけて黒羽さんと接しているっていうのはなんとなく納得行かなかった。そんなに簡単に整理が付けられるもんですかね?

自罰的だった黒羽さんが「実彰」と呼んで欲しいと素直に欲求を言ってくれて、幸せを感じているのが、とても嬉しい。償いをすることや剣を捨てることばかりを考えていた黒羽さんが先の幸福を考えられるようになったの、変わったなーと思いました。

 

幸魂エンド

 和魂と違って、洞窟の中での様子が分かるのが違いですね。

私はこれまで……この剣は人を傷つけることしか出来ないとばかり思っていた。

罪を犯すのも剣なら、その罪を償う術もまた、剣の道の中にあったのだ。 

 ここのセリフ、自分は存在してはいけないと思ってた黒羽さんがありのままの自分を肯定的に受け入れて、前に進めた感じがして好きです。守るために剣を振るう、って身体と等しきこの剣君が為に振るうってキャッチコピーにぴったりですよね。

柳生パパの勧誘が鬱陶しくなったので、江戸を発つことに決めた黒羽さんと香代ちゃん。父様、塩まで投げたのに置き手紙だけ置いていかれるの悲しいですね…。でも香代ちゃんの幸せを一番に願っている人だから、寂しく思いながらも娘の幸せを喜んでいるかもしれない。

お松ちゃんが仇討ちに来て、黒羽さんは剣でお松ちゃんの薙刀をなぎ払います。殺せと言ったのは嘘だったのかと詰るお松ちゃん。「死にたくない理由を見つけた」そう言った通り、黒羽さんは香代ちゃんを守り、生き続けることで贖罪を果たすことに決めたんですよね。生きるために?とお松ちゃんに問われて肯定してたのが嬉しかった。

お、おまつちゃ~~~ん;;;

お松ちゃん香代ちゃんの男の心配までするなんて聖母かなんかなんですか?主人公の親友ポジションの子は大体がいい子だけれど、お松ちゃんはいい子を通り過ぎて菩薩かなにかなんだと思う。お松ちゃん……幸せになってくれ………

「黒羽さんの罪も一緒に背負わせて下さい。」香代ちゃんのこういうところが黒羽さんの救いになっているし、好きなところなんだろうなと思います。

 

剣ルート

お松ちゃん仇討赦免状もってなかったんかい!!!!思わずツッコんでしまった。そうだよね、よく見る女性の仇討ちって仇討ちの会場が用意されて宣言して白い服着て相手を殺してるもんね。ファンタジー江戸だから仇討赦免状とかない世界だと思ってた。じゃあ君ルートの方で結果的に仇討ちを諦めたのはお松ちゃん的にも良かったのか…?

 

君ルートでどうして黒羽さんは信仰が篤いのに人殺しを続けたのだろうと疑問でしたが、彼は幼いころに抱いた理不尽さを信仰で封じ込めて”本当に罰せられるべき罪人”を仕事で殺してきた相手に重ねていたのかもしれませんね。なんか、強くて人を憎まずな聖人だと思っていたから、黒羽さんの人間らしさを知れた気がする。お松ちゃんのお姉さんを斬ったことで、罪人だけを斬っていたのか?という疑問が生まれてしまい、自分はただのひとごろしだと思うようになった。あ~あれだけ自罰的だった理由がわかった瞬間でした。自分も罰せられるべき罪人側に立ってしまったから自分を許せないでいるのね。

 

剣ルートの方がお松ちゃんの気持ちの整理の付け方が丁寧に描かれていて納得できました。やっぱり殺したいほど憎んでた相手を親友の好きになった人だから、って理由で赦すのは気持ちに嘘をついているか、脳の改造をされて憎しみの感情を消されたかぐらいですよ。それでも出来た人間ですけどねお松ちゃん……幸せになってくれ………(2回目)

生きて贖罪をして、誰かのために剣を振るって欲しいとお松ちゃんに言われ、あれだけ断っていた幕府の仕事も引き受けることに。香代ちゃんを巻き込むことが怖いから、もう近付かないで欲しいと言います。

幕府の仕事をするってことは幕府に都合の悪い人間を殺す可能性もあるわけでしょ?それって黒羽さんの過去の繰り返しなのでは…贖罪のつもりが更に苦しんでしまうのでは…。

 

荒魂エンド

不器用な黒羽さん愛しい~~~!!!

愛しさMAXでした。ここらへん。巻き込みたくないという優しさが香代ちゃんを泣かせてしまって、泣かせたかったわけではなかったっていう不器用さ。巻き込みたくなかったらもうちょっとうまい言い方すればいいのに、ストレートに言っちゃうんですもんね。真面目ですね。

 

洞窟で物音がするからあえて物音のする方に行く不用心過ぎる香代ちゃん。そして盗み聞きしてたら物音を立てて敵に気づかれてしまううっかり過ぎる香代ちゃん。自分を殺そうとして興奮してるジジイに正論を言って黙れ!と一喝される香代ちゃん。(正直自殺志願か?と思った)黒羽さんルートの香代ちゃんうっかり過ぎるよ!!!

 

おいヤメロ!走馬灯ヤメロ!!香代ちゃんとのメモリアルやめてください!!!それフラグだから!と思っていたら鬼のような強さで敵をバッサバッサ斬っていく黒羽さん。そうだった。この人ラノベの主人公だった。

守るために斬り続けなければならない矛盾を抱える黒羽さんの姿は痛々しかった。香代ちゃんが寄り添うことで少しでも救いになるなら、二人で未来を歩んでいってほしいなと思いました。幕府に仕官するんだったら香代ちゃんにとって、遠い人になっちゃいそうだな~。

 

奇魂エンド

七重と香代ちゃんを人質に取ったクソジジイにより常夜の扉が開いて、マレビトが来そうになったので、黒羽さんが体張って食い止めることに。オイオイ嫌な予感しかしないぜ……いやいや黒羽さんはラノベの主人公だからきっとマレビトだってけちょんけちょんにしてくれるぜそこに痺れる憧れるゥ!

突然の強引なKISS…黒羽さんらしくもない。よっぽど切羽詰まっているらしい。なんかBGMも悲しげだしもしかして…?いや、黒羽さんなら大丈夫!

黒羽さんあれだけ強いのにまだ大典太の真の力という隠し玉を持ってたの?卍解か?日番谷冬獅郎大紅蓮氷輪丸か??少し老けるのか???

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神降ろしのスチル美しすぎる……。荒魂の跪いて接吻するスチルも綺麗だったけれど、このスチルが黒羽さんルートでいちばん好きです。

この命は彼女によって救われた。

ならば、彼女を含むこの世界を守るために、捧げよう。 

……出来れば、笑っていてほしい。例え、隣にいるのがわたしでなかったとしても。

 どこまでも自己犠牲的なのが悲しい。救われた命を好いた女の為に、そして剣で守るという自分の罪の償いの為に使うのは黒羽さんらしいと思いました。キリシタンの教えは自分の一部だって言ってたから、もうそういう性質なんだろうな。生き辛いどころか死んで(?)しまいました。

そして自分が死んだ後のことも香代ちゃんを想っているのも悲しい。

黒羽さんなら大丈夫という期待ともしかして…という不安がめちゃくちゃ香代ちゃんとシンクロしてました。

ああああ!もう、跡形もなく消えてしまったのかと思ったら形見のロザリオ遺していくのずるい!思い入れのあるもの遺して行かれたら永遠に忘れられないですよ…。

黒羽さんは笑っていて欲しいと最後に願ったけれど、香代ちゃんを泣かせてしまっているんですよね。消え去ってなお気持ちが伝わっていないのが不器用でとても好きです。

 

 

総括

奇魂>幸魂>和魂=荒魂で好きでした。奇魂はただ死ぬんじゃなくて、剣で人を救うという贖罪もできたし、黒羽さんの最後の望み(香代ちゃんに笑っていて欲しい)が叶っていないという切なさも刺さりました。やっぱりBAD色強いのは大好きです。幸魂はお松ちゃんがいい子すぎてな…!あと、「罪を犯すのも剣なら、その罪を償う術もまた、剣の道の中にあったのだ。」という前向きなセリフがとても好きなので。

 

悲恋がよいという前評判で買いましたが、いい買い物をした…(天を仰ぐ)と一人目からやりきった感がすごいです。ていうか地味に初めてリジェット作品プレイしました。BADが充実してるなら他の作品も買おうかな…。

 

語りすぎて気付いたら一万文字超えてました…小論文かよ…。ここまでお付き合い下さった方、ありがとうございました!