全力疾走日記

喪女でオタクで腐女子というトリプルコンボを決めた女が感想とか日々のあれこれをかくよ

【感想】映画・同級生を見て

 同級生の映画を見てきました。私はこのシリーズが大好きで、発表されたときキービジュアルの美しさにみとれていました。もう青春プラトニックBLではこれが聖典だとあがめ奉っています。

読んでないひとは腐女子かどうか関係なく読んでほしいと「箱の中」と共に推しています。

 

Q.なんで男同士じゃなきゃだめなの?

A.この二人がたまたま同性で、お互いを好きになったから恋人になった。男同士では駄目というわけではないのです(仏顔)

そんな作品です。

「まじめに、ゆっくり、恋をしよう」というのが同級生のコピーなのですが、このコピー考えた人に個人的BLコピー大賞捧げたい。内容がこのコピーに詰まっている。ゆっくりゆっくりすれ違いや触れあいを経て一見正反対に見える二人はお互いを理解し合い、恋愛を進めいていきます。甘酸っぱい恋愛ってこういうことなんだなあと思う作品です。

私の好きなセリフがあります。

「どーいうふうに生きても後悔するときはあるし 逆に 得るものもあると思ってんだよね」

「でも今んとこ佐条と別れる選択肢はないんだ」

同級生 (EDGE COMIX)

同級生 (EDGE COMIX)

 

 

もう一つBL初心者におすすめしているのがこちら、「箱の中」です。

主人公は痴漢えん罪で刑務所に入る。そこには子供のような純真さを持った殺人犯がいた。二人は互いに惹かれ合い……なんてことはなく、殺人犯が一方的に主人公を好きになります。主人公はその執着にいやがるが…結末はご自分の目で。

ただ、性描写があるので、苦手な方はそこだけ読み飛ばしてほしい。話は本当に面白いし、ちゃんとオチつくから!!面白くなかったら、面白くなかったぞ!と文句いいにきてください。謝ります。

ちなみに下記リンクの講談社版の解説は「まほろ町」シリーズや、「舟を編む」などヒット作を出している三浦しをんが解説をしている。この解説もめっちゃわかる~と赤べこ状態になるので合わせて読んでほしい。

箱の中 (講談社文庫)

箱の中 (講談社文庫)

 

 

要らぬことを語りすぎた。

 良くも悪くも、『同級生』を映像化した作品だな、と思いました。

原作にものすごく忠実です。間の取り方とか、草壁の毛先の丸い玉とか。毛先の丸い玉って、なにかのインタビューで先生がおっしゃっていましたが、毛先を描くとき、クロスしてしまうのが嫌だからこういう作画になったそうです。

漫画ってセリフのフォントの位置や、コマ割りで間をとるじゃないですか。その空気感がそのまま映像化されてました。

ただ、あまりに忠実すぎて、アニオタ的には映像化の魅力が半減しているように思えました。映像化ならではの演出とかを期待していたので。

動くカラー漫画を見ながらドラマCDを聞いている感覚でした。

 

内容は言わずもがな、最高でした!佐条も草壁もお互いだから好きになったんだっていう唯一感とか、佐条がモテる草壁に嫉妬してその感情に悩むところとか。ライブでギター弾いてる草壁かっこよかったよ……。

 

「パチパチ、炭酸がはじけた」とか「レモン果汁がはじけちる」とかモノローグを読み上げられるの思いの他恥ずかしい!漫画を読んでいるときは胸にキュンと響いたモノローグだったのに。なぜか!!!!!声が付くってすごい!!!!!!

神谷さんは受けのイメージがあってキャスティング発表されたとき、神谷さん攻めか~どうかな~と思っていたのですが、草壁めちゃくちゃ格好良かったです。野島さんも受けのイメージがあって、すごく佐条に合っていました。歌声高くなるの可愛かったです。

なんでかっていうと私がBLに大はまりしたきっかけが清閑寺シリーズだったからです(お二方とも受け役だった)

もう漫画だけで二人のぶつかってまた磁石のようにくっついてのもどかしい恋愛にドキドキしていたのに、声が付くだけで動悸と息切れで発狂寸前でした。激しく萌えすぎて。終始にやけが止らなかったので、口に手を当てて見ていました。

実は腐女子ではない人と一緒に見に行ったのですが、それを後悔するほどいい意味で恥ずかしかったです。リア充このやろう!幸せになれよ!

腐女子ではない人の感想は、「面白かった。キスがしたくなる映画だった」だそうです。リア充このやろう!

実際こんな青春送りたかったなあと思う、ときめきの嵐の映画でした。

終わった後に、近くの席に座っていた方が、「一人で見てたら叫び出しそうだったよ~」とおっしゃっていました。ほんとそれ!!!!!それな!!!!(萌えすぎによる語彙力の低下)私もこれ家で見てたらクッション殴りつつ雄叫びあげてみてたと思う。ときめきパワーってすごいなあ、見た後アンチエイジング効果ありますよこれ。

今度は一人で見に行こうと思います。

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